20 BEYOND ILLUSION 幻想を超えてこのカードの蝶は外側にあるもの
絶えず動いているもの、
現実ではない幻想を表しています。
蝶の背後には意識の顔があり、
内側を永遠なるものの見方をしています。
眼の間のスペースが開いていて、
そこにはスピリチュアルな蓮と、
覚醒の太陽が現れています。
太陽が昇ることで瞑想が生まれます。
このカードは現実とは何かをさがして外を見るのではなく、
内側を見ることを私たちに思いださせてくれます。
自分の独断的なマインドを落として、内側へ入りましょう。
そこでこそ、自分のもっとも深い真理、
夢と現実の違いがすでに知られているところへと、
くつろいでいくことができます。
夢と現実の区別はこれしかない——
現実は疑いを許すが、夢は疑いを許さない……。
私にとって、疑う能力は人類への最大の祝福のひとつだ。
宗教は疑いの根そのものを切りつづけてきたのだから、
これまでずっと敵対してきた。
そして、彼らがそうしているのにはわけがある。
彼らは自分たちが説きつづけている幻想を
人びとに信じてもらいたいのだ……。
なぜ、ゴータマ・ブッダのような人びとは、全存在——
あなたの目撃している自己以外は、
あなたの覚醒以外は全存在がただはかなく、
夢と同じものでできていると 強く主張したのだろう?
彼らは、この樹々はここにはないと言っているのではない。
この柱はここにはないと言っているのではない。
「幻想」という言葉ゆえに、誤解してはいけない……。
それは幻想と訳されてきた。が、幻想は
正しい言葉ではない。幻想は存在していない。
現実は存在している。まさにその中間にあるのがマーヤ
それは ほとんど存在している。
日常の活動に関するかぎり、それは現実として捉えられる。
究極の意味においてのみ、あなたの光明の頂きからは、
それは現実ではなくなる、幻になる。
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